第9回「体験・友情」の船に北海道から121名
1999年から開始され今年で9回目を迎えた青少年サハリン・北海道「体験・友情」の船はサハリン州で実施され、北海道から121名の青少年と責任者が参加しました。
8月1日北海道内20の自治体から参加した代表団は、稚内に前泊して8月1日フェリーでサハリンに出発しました。折りしもサハリン州では大規模な地震が発生しましたが、到着したコルサコフ港ではサハリン州側の青少年の熱烈な歓迎を受け、直ちに宿舎であるシネゴルスクサナトリウムに向い今年の青少年交流が開始されました。
翌日の2日から4日にかけては開会式、文化交流、意見交換会、スポーツ交流、オホーツク海岸で食事をともにしてのグループ別交流など盛りだくさんのプログラムが実施され、5日から7日にかけては各家庭に分かれてのホームステイに入りました。ホームステイは州都ユジノサハリンスクの家庭のみでなく、道内自治体と姉妹友好都市であるホルムスク、アニワ、ポロナイスクの家庭にも招待されました。地震によって大きな被害を受けたネベリスクと姉妹友好関係にある稚内の参加者は、ボストークのキャンプ場に滞在し交流を続けることができました。
サハリン滞在最終日の7日夕刻それぞれのホームステイ先から合流した参加者は、夜の閉会式に臨みました。閉会式はキャンプフアィヤーを囲んで双方から歌、踊りをはじめたくさんの文化的催しがものが披露されました。また、今回の「体験・友情」の船に参加した赤川モダンバレエスタジオのチェーホフ劇場での公演も満席の中大盛況で終わりました。
「体験・友情」の船は日本側は北海道・ロシア極東交流事業実行委員会の主催で開催されており、北海道日本ロシア協会はその事務局となっています。この事業は相互隔年開催となっており、来年は北海道側が招待・受け入れすることになっています。協会としても早期に取り組みを開始し受け入れ準備に万全を図ろうと考えています。
コルサコフ港でお出迎え