樺太出身者による墓参を契機に開始された「サハリン平和の船」はハートランドフェリーの定期航路撤退により「平和の翼」と改め今年で第51回目となりました。
北海道浦臼町金剛寺米田弘明住職を中心に仏教徒の方々が10年間取り組んで来られた「平和観音像」の建立がサハリン州政府より認定になり、ユジノサハリンスク市(旧豊原市)の日本人墓地に設立され、国境を越えた長年の宿願が叶えられた画期的な慶事として9月30日「平和観音像建立除幕式」と併せて「日本人死没者合同慰霊式典」には日本総領事館、北海道サハリン事務所、サハリン州政府関係者を含めサハリン日本人会の皆様、平和の翼の参加者が参列して下さいました。又、サハリン訪問中の立命館慶祥高校の生徒の皆さんが参列をして下さり、丁重に献花をして下さった姿が印象的でした。
サハリン最後の夜には平和の翼参加者と式典に参加して下さった方々とで「お別れ夕食会」を開き楽しいひと時を過ごしました。
慰霊碑参拝(アニワ)